データ活用の重要性が話題になる昨今、購買履歴やアクセスログのような行動データの分析・活用に取り組んでいる企業は多いと思います。
もちろん、購買履歴やアクセスログのようなFACTデータの分析・活用は非常に重要です。
一方で、FACTデータの分析だけでは誰がどのように行動したかはわかるものの、何故どんな動機でそのような行動をしたのか、のような人の気持ち(意識)は判りません。
そんな時に、インタビューという手法は最も効果的な施策として使われることが多いと思いますが、インタビューの結果を別の人に伝えた時に…
「それってたった3人に聞いただけですよね」
…なんて言われたことはありませんか?
インタビューは対象者の意識を直接引き出すためにとても重要な手法ではありますが、時間も手間もかかりますので、何十人もインタビューするのは困難なのは当然です。
但し、対象者が少数であればなおさら、
「何故その対象者を選んだのか…」
「何故その対象者が重要なのか…」
を充分に説明できなければ、インタビューの結果に説得力が生まれないのも自明です。
「その行動と親和性の高い心理特性は何か…」
「その心理特性を保有する可能性の高い対象者は誰なのか…」
インタビューする前に対象者の気持ち(意識)の解像度を高め、重要と思われる気持ち(意識)の持ち方に基づいて対象者を選択してインタビューすることで、より深いインタビュー対象者の理解を可能にしながらインタビュー結果に対する納得感を醸成できるのではないでしょうか。
