コンテンツ制作にChatGPTを活用するためのポイント…

生成AIのブームが続いていますので、ChatGPTを使ってみたことがある人も多くなってきているのではないでしょうか。
与えられた単語から次の単語を予測しているだけですから、時に信頼性や正確性に欠けるといったネガティブな側面もあるようですが、所詮技術の一つですので、使えそうな時にあくまでも一つの技術として使ってみれば良いと思います。

例えば、「ユーザーモデルで得られた各クラスタの心理特性に応じて、ChatGPTで作り分けたお薦めコンテンツを、所属クラスタを判別した対象者それぞれに向けてそれぞれの内容で提示する」…のようなことには結構使えそうですよね。

もちろん、活用にあたっては、少なくとも下記については充分に検討しておく必要はあるでしょう。

[1]  ChatGPT(生成AI)に、どのように作り分けるのかの意図や心理特性の違いを正しく指示できること。
⇒ChatGPT(生成AI)に意図はありません。意味のある意図を効率的・効果的に伝えて正しく生成してもらう必要があります。

[2]  生成されたどの内容のコンテンツをどの心理特性をもつ対象者に送るのかを個別に予測できること。
⇒ChatGPT(生成AI)は生成したものを誰に送るかは決められません。生成したものを誰に送れば良いかは指示した人が決めてあげる必要があります。

仕組み化するとすればこんなイメージでしょうか。

さらにいえば、プロンプトとして投入する場合のプロファイルの表現への定量的な心理特性(因子得点)の活用やプロンプトをチューニングするための履歴や属性情報のグラウンディングについて等についても検討するようなことも可能かもしれません。

生成AIはこれからももっと進化していくでしょうし、繰り返しにはなりますが、現段階でも、手間のかかる作業の効率化やアイデア出しの相手には充分なれそうですので、当面は目的を絞って活用していくのが良さそうですね。

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