ペルソナとユーザーモデル…

ペルソナは作ったことあります

…という方は結構いるのではないでしょうか。
ユーザーモデルのクラスタの特徴表現(プロファイル)を見て、ユーザーモデルがペルソナに似ていると感じられた方もいると思いますが、同じような目的のために活用されることもありますので、「人を理解するための考え方」として近いものがあるのは確かです。

ただ…
その人はどこにいるのか…具体的には誰なのか…何人くらいいるのか…
マーケット情報とリンクしにくいペルソナを作っても…
…そんなことを感じたことはありませんか?

もちろん、ペルソナは、一般的には、「設計しようとする体験の対象者となる人のイメージを関係者が共有するために作られた”架空”のユーザー像」ですので、その人はどこにいるのか…を正確に知ることはできません(そもそもそれはペルソナの役割でもないでしょうが)。

これに対してユーザーモデルは、設計しようとする体験の対象者となる人のイメージを関係者が共有するために活用することはもちろん、一定の集団の中にその人がどのくらい存在していて、目の前にいる人が該当の人であるかどうか等を相応の確率で予測するようなことも可能であるところが大きく異なるところと言えるでしょう。

逆に言えば、ユーザーモデルは、そのために相応の調査をして分析をして作られているわけで、まずはペルソナで…でも、今回はユーザーモデルで…でも、活用目的や状況に応じて適切に選択して活用できれば良い、ということでしょうか。

ペルソナとユーザーモデル…

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