健康に対してどんな考え方をもっている人でも(「健康信念に基づくモデル」参照)、「健康でいたい」という想いに違いはないでしょう。
近年のヘルスケアや免疫に対する意識の高まりにけん引され、機能性表示食品の市場規模は年々拡大を続け、2023年で約5080億円、そのうち所謂サプリメントはおおよそ40%を占め、2000億円規模に迫る予測のようです(矢野経済研究所)。
サプリメントの購入経験者(1度でも購入したことのある人)を対象に、サプリメントに対する意識を見てみると…
・サプリメントは積極的に活用すべきだし、自分でも情報収集した上でよく検討して前向きに使用している「積極的活用型」(約18%)
・どれも同じように見えるし、わざわざサプリメントを使わなくても普段健康に注意していれば十分だと考える「消極的懐疑型」(約15%)
・必要そうには感じるけど自分で正しく選べるほどの自信もないので、なんとなく大手のサプリメントを使用している「なんとなく継続型」(約24%)
・サプリメントの信頼性には時折疑問も感じるけど、できるだけ自分にあっているサプリメントを大手にこだわらずに選んでいる「自分にあったものだけ良く選んで型」(約43%)
…のようになっています。
サプリメントに対する意識の違いはサプリメントに使っている金額にも大きく影響しているようで、「消極的懐疑型」の約5,300円(1ヶ月あたり)に対して、「積極的活用型」が約7,900円(1ヶ月あたり)と、おおよそ1.5倍になっています。